「たんぽぽ」「ココ・シャネル」

伊丹監督のたんぽぽ。私は見たことなくて、旦那さんは何回か見てるらしく
急に見たくなったといって借りてきた。

ココシャネルはアメリの女優さんがココ役をしてて映画公開時から気になっててやっと借りた。


「たんぽぽ」は旦那に先立たれて、旦那がやっていた小さなラーメン屋を、なんの経験もなく見よう見まねで
引き継いで営業している女主人(みやもと_のぶこ)が主人公。
そのお店に、ふらっと立ち寄ったトラックの運転手(やまざき_つとむ&わたなべ_けん)
たちがひょんなことから店を繁盛させるため奮起するって話。

途中全く関係ない、とりとめのない映像とか出てくるんだけど、まぁ一応全部「食」に関するショートストーリーで、
なかなかおもしろかった。
昔の映画、って感じでした。

蒼井ゆうちゃんの洋菓子店なんたら、の映画見たいなー。

「ココシャネル」は、シャネルが成功するまでのストーリーが大半を占めていて、
女性は羽飾りをつけてひらひらしたレースをまとって顔が見えないくらいの大きな帽子をかぶって
コルセット巻いて倒れそうなかよわそうな姿がよい、とされる時代に、
コルセットをまかず、腰部分をラフにして、黒と白のシンプルな、地味とか男の子、って言われそうな
洋服を自分で裁断して作っては身に纏い、周りから浮いても気にしない、
結局は時代の最先端を生きていた女性、ココシャネル。

女性が働くなんてありえない時代に、「自活したい、働きたいの」と言った彼女。

意志の強さ、というか、なんというか溜息が出るくらい強い女性。

すごいよなー。貫き通せる思い、ってすごい。

なかなか見応えのあるいい映画でした。