リトルミスサンシャイン。

最高に馬鹿で馬鹿で、名作です。



7歳(か9歳;忘れた!)の女の子が主人公で、「リトルミスサンシャイン」っていうミスコンに出るため、

問題を抱えた家族全員マイクロバスで旅をする話。

父親は人生の勝ち負けにこだわって理論ばっかならべてて。

おじいちゃんはヘロイン。

お兄ちゃんは空軍のパイロットになるまで一言も発しないという荒行中。

お母さんもイライラするとすぐタバコを吸ったり、短気でヒステリック。

おじさんはゲイで失恋して自殺未遂。

主人公のオリーヴは出目金みたいなまんまるめがねかけて、お腹がぽっこり出てて

なんとも愛らしい!!可愛すぎて笑える。

そんなこんなで、オリーヴがミスコンの会場にたどり着くまでにさまざさま災難や不運な出来事に

遭遇するんだけど、それをきっかけにだんだん家族の絆を取り戻していくのね。

最後のミスコンの会場でオリーヴが披露するダンスがこの映画の真骨頂です。

泣き笑いって感じ。

「お馬鹿映画」ではない「馬鹿」な映画。

よくできてます。

家族がいれば、周りがたとえ敵だらけでも生きていける、って思える映画です。


この映画で一番心に残った台詞。

『苦しんだ月日こそ 自分を形成した最良の日

 幸せな月日はムダに過ぎて 何も学ばない』

今、自分は人生の道筋を探していて、すごい苦しんだり悩んだりするけど、

それが自分の人生を形成していく、すごく意味のあることなんだって思ったら、

先に見えるかすかな光のために、今をせいいっぱい頑張ろうって思える。


幸せな月日が無駄だとは思わないし、幸せを否定することは決してないけど、

今の自分を否定することも決してしてはいけない。

未来に繋がる今の自分と真正面から向き合おうと思います。