おばあちゃん。

格別に美味しかった。


大切な人を大事にする。

当たり前のようで
当たり前にできていなかった。


今日は随分前からおばあちゃんとうなぎを食べに行こうって
約束してた日。


金曜日にボーナスが入ったので
おばあちゃんと心斎橋で待ち合わせて
うなぎを食べに行ってきました。

おばあちゃんは本当にこの日を楽しみにしてくれていた
みたいで、
「今日が来るのが楽しみで楽しみで
 10日に●●*1に会えるねんなー
 ご飯つれてってくれるねんなー
 って思うと嬉しくてなぁ。
 でも今日が終わってしまうのが
 悲しいわ」
って。


こんなにも楽しみにしてくれていて
会うだけで喜んでくれて・・
なんでこんなに大事で大好きなおばあちゃんに
もっと顔見せに行かなかったんだろうって
すごい悔やんで。


朝一緒に買い物に行っていた姉も急遽一緒することになり
3人で特上うな重食べました。

柔らかくて美味しかった!

姉ちゃんがお手洗いに行ってる間に
おばあちゃんが
「あんたにはもうお年玉あげてないからな。」
って行ってうちに諭吉を握らせました。

私は「なんでよ、今日はうちがご馳走するんだから。
   本当にいいって!!」

って強く言ったのに、

祖母は「ええねん。ええねん。あんたの気持ちだけで十分や。
    おばあちゃん、どれだけ嬉しかったか。
    おばあちゃんをご飯に連れてったろうって言ってくれた
    孫はあんたが初めてやんか」

って言って引っ込めてくれなかった。

そして祖母はちょうど私に仕事辞めないで
続けたほうがいいって話をしようとしていたらしく、
うちが続けるよ、先週出張行って、
先輩社員の人らと話して、ここで頑張ろうって
決めたんよ。って言ったら、
ほんまに喜んでて。

自分で気付けたことがよかった、って。
おばあちゃん、ほんまに喜んでくれてた。


うちは正社員にこだわりたかったから。
今の会社辞めても同じ地位ではスタートできないから。


とにかく頑張ると決めてから
心が軽くなった。



お昼食べたあとは姉と別れて、
御堂筋を手つないでプラプラ歩きました。
銀杏並木が綺麗で、今が一番御堂筋のええ季節やって
喜んでました。


最後はコーヒー飲んで、
来月また会う約束をして別れました。



おばあちゃん、少し見ない間にすごく髪の毛が
うすくなってて、この目で祖母の老いを感じて
本当に、大事にしなきゃって思った。


大切な人が身近に居てくれるのは幸せなこと。
だからどうか、
顔を見せてあげてください。


あなたの肌をその人に感じさせてください。
自分が元気でいることを
これほど喜んでくれる人を
どうか
どうか
大事にしてください。



帰宅して今日のことを母に話しながら
涙が止まらなかった。


おばあちゃん。
本当に本当に大切な人。


おばあちゃん孝行、
これから精一杯するからね。


幸せをくれてありがとう。


来月はおばあちゃんの田舎に行こうね。


寒いから風邪引かないで。


うちは頑張れるから。

もう、大丈夫。

*1:私。